| 【がん】 |
乳がんの治療
早期発見で乳房温存
−月 1 回は自己検診を−
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| 【がん】 |
乳がんの治療
早期発見で乳房温存
−月 1 回は自己検診を−
乳がん治療の基本となる手術は、乳房全体を切除する方法と乳房を残す乳房温存術と 2 つある。「女性にとって大切な乳房を残すには、何よりも早期発見が必要だ」と、国立がんセンター中央病院(東京都)乳腺(せん)外科の七沢武医長はアドバイスしている。
●30歳代から増加
乳がんは、年間に成人女性10万人当たり約30人の割合で発症しており、発症者は、30歳代以降、加齢とともに多くなり、50歳前後がピークとなっている。
乳がんの治療は、以前はがん組織とともに乳房全体を切除するのが通例だったが、現在では、乳房温存術が取り入れられており、乳房を残すことが可能になっている。
乳房を残すには、
(1) がんの直径が3センチ以下一などの条件が必要となる。
(2) がんが乳頭から離れていて、切除部が乳房の4分の1の範囲内に収まる
(3) がんと正常組織の境目がはっきりしている(限局型)
乳がんの治療法は病態によって異なってはいるが、女性は一様に乳房を残すことへの願望が強い。
「乳がんは、1.5 〜 2 センチぐらいになると、自分で触っても分かりますが、3 センチ近くになってから受診するケースが多いのです。発
見が遅れれば遅れるほど乳房を残す可能性が低くなります。30歳代半ばを過ぎたら、月に 1 回ぐらいは乳房にしこりがないかどうか自己検診して、早期発見を心掛けてください」
自己検診は、乳房をつまむのではなく、指の腹でなでるようにして、しこりの有無を調べるとよい。しかし、月経の直前は、乳腺が張ってしこりのように感じられるので、やめた方がよい。
「乳がんの症状として、乳頭からさらっとした液が分泌して、下着を汚す場合もあります。しこりや分泌液など乳がんが疑われる症状に気付いたときは、念のため、乳がんの治療を行っている外科や乳腺外科、がん検診センターで受診してください」