【子供】

進む子供の視力低下

テレビゲームは程々に
−成長早まり低年齢化−



 テレビゲームなどの普及のせいか、子供の視力低下が増え、同時に、低年齢化も進んでいる。子供の視力低下について、国立成育医療センター(東京都)眼科の東範行医長に聞いた。

● 仮性近視のことも

 −子供の視力低下が増えているようですが?
 「その傾向は否定できません。特に、小学校1−3年生の低学年に顕著なのですが、その要因として、子供が好むテレビゲームの影響や、成長が早まったことなどが考えられます」
 −成長の早まりとは?
 「視力低下の大きな要因は近視ですが、近視は、眼球が前後に伸び、網膜の手前で像を結んでしまうために起こります。その一因に、成長が関係しているのです。ただし、小学校低学年の視力低下は、一般に仮性近視と言われるものが多いのです。また、まれにいじめなどによる心因性の視力低下があるほか、視神経の病気で視力低下を招くことがあります」

● 不自由なら眼鏡を

 −仮性近視と近視の見分けは?
 「仮性近視は検査時などに緊張して、眼球が必要以上に厚みを増すために起こります。それを見分けるには、目の調節力をまひさせる目薬を用いた視力の検査を行い、すっきりと見えれば、仮性近視と診断が付きます。仮性近視と診断された場合は、特に治療は必要ありません」
 −本当の近視の場合は?
 「授業中などに不自由を感じるような場合は、眼鏡を掛けるといいでしょう。眼鏡を掛けたり外したりすると、近視が進むというのは誤解です。ただし、年に数回は視力の程度を調べてもらってください」
 −コンタクトレンズは?
 「小学生では管理が大変なので、中学生になってから利用した方がよいでしょう」
 −ほかに注意点は?
 「近くばかり見ていると近視が進むので、日常生活ではテレビやテレビゲームは程々にしてください」