化粧品をはじめ、シャンプーやリンスでかぶれる女性は多い。そのため、ステロイドが入った市販のかぶれ止めの薬を常用し、「酒さ様皮膚炎」を起こす女性が絶えない。
● 火照りやぴりぴり感も
「酒さ」は、鼻を中心として両ほおが赤くなる病気。それと似た症状が表れるのが酒さ様皮膚炎。杏林大学医学部(東京都)皮膚科の狩野葉子助教授は「多くは、ステロイド外用薬を比較的長く用いているうちに起こってきます。顔の毛細血管が拡張して赤ら顔になるほか、にきび状のぶつぶつができたりします。火照りやぴりぴり感を伴い、中にはかゆみを訴える人もいます」
20歳ぐらいから中年にかけての女性に多い皮膚炎だが、その背景にあるのが化粧品などによるかぶれ。それを市販のステロイド外用薬で治療しているうちに起こってくるケースが多い。
「治療は、ステロイド外用薬を中止するのが原則ですが、大抵は中止してから2、3週間後に症状が悪化します。このため、またステロイド外用薬に頼り、悪循環に陥る人もいます」
● 香辛料、酒を避ける
症状を自覚したときは、皮膚科を受診すべきだ。アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎を治療するため、ステロイド外用薬を用いていて発症した場合は、掛かっている医師に相談するとよい。
「中止後の症状悪化は一時的ですが、2、3週間は続きます。ひどい場合は精神的苦痛や不安を伴うので、入院した方がいいでしょう。軽いケースでは、抗生物質とビタミンB2の内服で、症状が改善されます。アトピー性皮膚炎がある場合は、ステロイド外用薬の代わりに、タクロリムスという免疫抑制剤の外用薬を用いたりします」
日常生活では、