| 【応急手当の方法】 |
(10)急な腹痛・大人の場合
激痛なら救急車を呼んで
−素人判断は避ける−
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| 【応急手当の方法】 |
(10)急な腹痛・大人の場合
激痛なら救急車を呼んで
−素人判断は避ける−
●心臓などの病気も
急な腹痛は胃や腸など消化器の病気によるものばかりではなく、心臓やぼうこうなどほかのいろいろな病気でも起こってくる。痛む所と患部とは必ずしも一致するわけではないが、痛みの場所や性質によってある程度、原因を推測することはできる。| (1) | おなか全体が激しく痛む=腹部の大動脈にできたこぶが破れ出血する「腹部大動脈りゅうの破裂」や、腸に血液を送る血管が詰まり腸がえ死を起こす「腸間膜動脈血栓症」。 |
| (2) | みぞおちが痛む上腹部痛=これには「急性心筋こうそく」のほか、大動脈が裂け痛みがおなか全体に及ぶこともある「解離性大動脈りゅう」、また「胃・十二指腸かいようとそのせん孔」や「急性すい炎」。さらに、脂っぽい食事のあとに起こりやすく、特に右上腹部が刺されるように痛み、背中も痛むことがある「胆石症」、おなか全体が痛むこともある「急性胃腸炎」、進行すると痛みが右下腹部に移る「初期の虫垂炎」のこともある。 |
| (3) | へその周辺が痛む中腹部痛=腸がねじれて血行が断たれ、その部分がえ死を起こす「腸管軸ねん症」がある。 |
| (4) | へそより下が痛む下腹部痛=「ぼうこう炎」のほか、主に早朝に痛み背中や腰も痛むことがある「じん臓・尿管・ぼうこうの結石」。女性では「子宮外妊娠の破裂」や、卵巣のうしゅがねじれる「卵巣のうしゅ茎ねん転」も。 |
●顔は横に向けて
急な腹痛は自然に治ってしまう場合もあるが、我慢できないような激しい腹痛の場合は、重い病気の可能性が高いので救急車などで一刻も早く救急医療体制の整った病院へ行き診てもらうことだ。特に腹部大動脈りゅうの破裂、腸間膜動脈血栓症、解離性大動脈りゅうは、命を脅かすことがあるので急を要する。