チーズやチョコレートを食べた後に、何となく頭が痛いという経験をしたことはないだろうか。実際に、こうした食べ物には、頭痛を誘発する物質が含まれている。

●アミン類が血管を収縮

 食品中にある頭痛誘発成分としては、アミンの仲間のさまざまな物質が挙げられる。これらの物質は、血管を収縮させるため、その反動で血管が拡張したときに頭痛を誘発することがある。
 アミンの仲間のチラミンは、カマンベールやブルーチーズなどの熟成チーズに多く含まれているが、プロセスチーズなどにはあまり含まれていない。
 チョコレートには、アミンの仲間のフェニールチラミンという物質が含まれている。
 オレンジなどのかんきつ類にも、アミンの仲間のオクトアミンが含まれ、これも頭痛を誘発する。
 アミンの仲間のヒスタミンは、赤ワインに多く含まれるが、白ワインには少なく、ブランデーやウイスキーなどの蒸留酒には含まれていない。

●「ホットドッグ頭痛」も

 食品添加物によっても、頭痛が引き起こされることがある。
 ハムやソーセージの赤色を保つために使用されてる亜硝酸ナトリウムは、血管を広げる作用があり、頭痛を引き起こすことがある。ホットドックを食べた後の「ホットドッグ頭痛」という言葉さえある。
 調味料や加工食品、菓子などに広く使われているグルタミン酸ナトリウムは、血管を収縮させた後拡張させるため、やはり頭痛を誘発する。グルタミン酸ナトリウムを大量に使った中華料理を食べた後に、頭痛を起こす例もある。
 コーヒーや紅茶、コーラに含まれるカフェインにも、血管を収縮させる働きがあり、大量に飲んでいたのをやめた場合などに、禁断症状として頭痛が起こることがある。
 ただ、頭痛がなぜ起こるのかを知ることが第一。特に飲食物に敏感な人でなければ、あまり飲食物による頭痛を怖がらない方がいいだろう。