1日約2杯分のコーヒーに含まれるカフェインの摂取がC型慢性肝炎など肝疾患患者の肝線維症を抑制すると,米国立衛生研究所のグループがHepatologyの1月号に発表した。
コーヒーの摂取は肝疾患に保護的に働くが,この効果がコーヒーとカフェインのどちらによるものか,また肝線維症への効果も明らかではない。同グループは,カフェイン摂取に関する6か月間に3回の調査を完了し,肝生検を受けた肝疾患患者177例(うち121例がC型慢性肝炎)を対象に,カフェイン摂取と肝線維症との関係を検討した。
解析の結果,この集団の75パーセンタイル値を上回る1日のカフェイン摂取量(308mg=コーヒー2.25杯分に相当)が肝線維症の減少と関係していた〔オッズ比(OR)0.33,P=0.015〕。この関係は年齢,性,人種,肝疾患,BMI,アルコール摂取を調整後も維持された。
コーヒー以外からのカフェインやカフェインレスコーヒーには,このような関係は認められなかった。
Modi AA, et al. Hepatology 2010; 51: 201-209.
1日約2杯のコーヒーによるカフェイン摂取が肝線維症を抑制
[ 2010年1月21日号]
記事タイトル[掲載号]
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