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中年期以降の腹部脂肪の増加/女性の認知症リスクが2倍に上昇
[ 2010年1月28日号]

〔スウェーデン・イェーテボリ〕イェーテボリ大学SahlgenskaアカデミーのDeborah Gustafson教授らの新たな研究により,中年期になって腹部に脂肪が増えた女性では,高齢になって認知症を発症するリスクが2倍高くなることが明らかとなった。詳細はNeurology(2009; 73: 1559-1566)に発表された。

BMI高値とは関連しない

 今回の試験は,1960年代末にイェーテボリで開始されたProspective Population Study of Women(PPSW)の参加者を追跡したもの。これは38~60歳の女性約1,500人を対象に,健康とライフスタイルに関して調べた研究である。
 32年間の追跡調査の結果,161例が認知症を発症。診断時の平均年齢は75歳であった。今回の試験から,中年期に腰周りより腹囲が大きかった女性では,高齢期以降に認知症を発症するリスクが2倍高くなることが明らかになった。しかし,BMI高値との関連は認められなかった。
 今回の結果を受けて,Gustafson教授は「中年期に多くの脂肪を蓄えた女性では,心筋梗塞や脳卒中により早死にするリスクが上昇し,70歳以上まで生きることができたとしても,認知症リスクが高くなる」と結論付けている。
 また,「他の試験では,BMI高値と認知症との関連が示されているが,今回の試験では認められなかった。これは,PPSWの参加女性には,肥満と過体重が比較的少なかったためかもしれない」と述べている。

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