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禁煙後3年間は2型糖尿病を発症するリスクが高い
[ 2010年1月21日号]

 禁煙後の3年間は2型糖尿病の発症リスクが増大すると,米ジョンズホプキンス大学などのグループがAnnals of Internal Medicine の1月5日号に発表した。
 喫煙は2型糖尿病発症の予測因子だが,禁煙の糖尿病リスクへの影響は明らかにされていない。同グループは,禁煙に関連する体重増加により短期的に糖尿病リスクが高まるとする仮説を検証した。
 対象は前向きコホート研究(Atherosclerosis Risk in Communities Study)の参加者で,1987~89年の登録時に糖尿病歴がなかった中年成人1万892例。登録時と追跡中に喫煙習慣について聴き取り調査を行い,糖尿病発症との関係を調べた。
 9年間の追跡で1,254例が2型糖尿病を発症した。解析の結果,非喫煙者と比較した喫煙指数(pack-year)最高三分位の糖尿病発症ハザード比(HR)は1.42であった。
 追跡の最初の3年間で380例が禁煙した。年齢,性,肥満,身体活動,脂質値,血圧などを調整した結果,非喫煙者と比較した糖尿病発症HRは過去の喫煙者の1.22,継続喫煙者の1.31に対し,新規禁煙者では1.73と高かった。これらのリスクは体重の変化,白血球数の調整により大幅に低下した。
 禁煙後の長期リスクに関する解析では最初の3年間が最もリスクが高く(HR 1.91),その後,徐々に低下して12年目で消失した。

Yeh HC, et al. Ann Intern Med 2010; 152: 10-17.

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