高齢者の歩行速度低下と死亡,特に心血管疾患による死亡リスク上昇との間に強い関連が認められると,フランスのグループがBMJ の11月21日号に発表した。
同グループは,1999〜2001年に3都市に居住する65歳以上の男女3,208例を登録。6mを歩く最大速度によって男女それぞれ3群に分類し,平均5.1年間追跡して死亡との関係を調べた。
1万6,414人年の追跡で209例が死亡した(がん99例,心血管疾患59例,その他51例)。解析の結果,歩行速度が最も遅い群は最も速い群と比べて死亡リスクが約1.5倍高かった〔ハザード比(HR)1.44〕。死因別の解析では,歩行速度が最も遅い群は最も速い群と比べて心血管死が約3倍多かった(HR 2.92)。
歩行速度が最も遅い群における心血管死のリスク上昇は性,年齢中央値,BMI中央値,身体活動度別の解析でも一貫して認められた。
Dumurgier J, et al. BMJ 2009; 339: b4460.
歩行速度の遅い高齢者は心血管疾患による死亡リスクが特に高い
[ 2009年12月17日号]
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