〔デンマーク・コペンハーゲン〕コペンハーゲン大学のJens Bangsbo教授らは,陸上競技のランナーはトレーニング量を25%減らし,いわゆるスピード持久力トレーニング(6~12回の30秒短距離走を週3~4回)を導入することにより持続力が鍛えられ,短期的だけでなく長期的にも競技成績を向上させることが可能であるとJournal of Applied Physiology(2009; 107: 1771-1780)に発表した。
研究に参加したランナーは,トレーニングの方法を変更後わずか6~9週間で,10km走のタイムを37.3分から36.3分へと1分短縮した。参加ランナー12人中6人は,4年以上トレーニングを行っても記録は伸びなかったが,新規トレーニングにより10km走の自己新記録を達成した。
最も顕著な記録を示したランナーでは,37.5分から35.4分へと2分以上短縮した。さらに,30秒短距離走テストでは7%,高強度・高負荷走(約2分)では36%改善された。
同教授らは,過去の研究でトレーニング量を85%減少させることにより,短期的に成績を改善することが可能なことを示している。今回,成績の向上に伴い,筋肉中のNa+/K+ポンプのα2サブユニットの発現が増加し,血漿中のK+濃度は低下した。同教授らは,このことが成績向上に重要な役割を果たしていると推測している。
トレーニング量の減少で成績が向上
[ 2009年12月24,31日号]
記事タイトル[掲載号]
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