「NAFLD/NASH」から「MASLD/MASH」へ――脂肪性肝疾患を巡る認識は今、大きく変わりつつあります。今年(2026年)4月のガイドライン改訂を機に非侵襲的検査の体系化が進み、GLP-1受容体作動薬をはじめとする治療薬にも新たな展開が生まれています。一方で、日常診療での拾い上げや専門医との連携、全身の代謝性疾患としてどう捉えるかという課題は残されています。最新エビデンス、診断の実践、薬物療法の新展開を軸に、代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)診療の「いま」と「これから」を読み解きます。(責任編集:小暮秀和)

【Contents】
学会レポート
新着記事
肝脂肪改善へ、鍵は「体重」と「超加工食品」
研究の背景:食事療法における「最適」とは? 代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)は、世界で最も頻度の高い慢性肝疾患であり、肥満、2型糖尿病、メタボリックシ…
MASLD診療、「迷い」を減らすAI登場?
研究の背景:「治療する」時代の到来とグレーゾーンの壁 これまで代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)診療における大きな課題は、肝生検を行わずに肝線維化を正確…
MASLD、肝生検が必要なのは5%以下!?
代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)の診断は、長らく肝生検に依存してきた。しかし今年(2026年)4月に刊行された『MASLD診療ガイドライン(GL)2…
セマグルチド承認でMASLD/MASH治療はどう変わる?
先月(2026年6月)19日、肝硬変を伴わない代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)を対象として、GLP-1受容体作動薬セマグルチド(商品名ウゴービ)の適応拡大…
新時代への第一歩を踏み出したMASLD診療
代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)の診療が、大きな転換点を迎えている。今年(2026年)4月に『MASLD診療ガイドライン(GL)2026』が刊行され…
MASLD、診断能が高いバイオマーカーは?
代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)診療においては、肝線維化を正確に評価することが極めて重要となる。血液学的バイオマーカーやスコアリングシステム、画像検…
MASLDは「見守る」から「治す」時代へ!
研究の背景:患者の9割以上がNITsのみで登録 現在、私たち臨床医はFIB-4 indexやトランジェント・エラストグラフィ(VCTE)、ELFスコアなどの非侵…
肝硬変患者こそワクチン接種を!
肝硬変では、門脈圧亢進や免疫機能異常を背景に多様な合併症を呈し、中でも肺炎などの感染症を含む呼吸器合併症は入院・死亡の原因となることが多い。他方、肝硬変は新型…
MASLD、B型肝炎例の発がんへの影響は?
B型肝炎患者では、核酸アナログ製剤(NA)の投与により肝がん発生率の低下や肝線維化改善の可能性が指摘されている。しかし、NA投与後の肝発がん関連因子については…
Survodutide、肝星細胞・肝がん細胞への直接効果を検証
代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)は、脂肪蓄積を背景に炎症や肝細胞障害を伴い、肝線維化、肝硬変、肝発がんへ進展するリスクを有する疾患概念である。中でも…
MASLD診療、「誰が診るか」を変える非侵襲的検査
〔編集部から〕気鋭のドクターが独自の視点で論考を展開する人気連載「ドクターズアイ」の執筆陣に、今月から新たに横浜市立大学肝胆膵消化器病学主任教授の米田正人氏が加…
動画シリーズ
学会レポート:第62回日本肝臓学会
学会レポート:米国糖尿病学会(ADA 2026)
学会レポート:第69回日本糖尿病学会


















